昨年秋から立ち上げた「イベント屋・ショッカーツアーズ」が、2025年最初にお届けしたのは、『第3回 レジェンドスーツアクタートークショー』


会場は、このイベントではお馴染みの渋谷・O’EASTの向かい(O’WESTの隣り)にある「ATOM TOKYO」









ご登場頂いたのは、まず大野剣友会代表・岡田勝さん
岡田さんとは、僕が現役のアクションマン時代に所属していた事務所・Mプロジェクト時代、ウチの社長と岡田さんが親友だった事から、先輩達が大野剣友会の応援で『仮面(スカイ)ライダー』や『仮面ライダースーパー1』他に参加した後、僕が『10号誕生
仮面ライダー全員集合
』の撮影に参加させて頂いたのを皮切りに数多くのショーやイベント、舞台公演……、あと飲み会



等々をご一緒して40年以上のお付き合いとなります















そして、もう御一方は、ジャパンアクションクラブ(現・エンタープライズ)社長・金田治さん
『宇宙刑事ギャバン』の撮影に参加して以来、『宇宙刑事シャリバン』等でお世話になり、僕が石森プロ在職中は、『仮面ライダーBLACK』『RX』『真・仮面ライダー』他でご一緒し、さらに本編監督になられてからは、劇場映画『スーパーヒーロー大戦』や『スーパーヒーロー大戦Z』に呼んで下さって、まさかの四半世紀の空白後に「ショッカー戦闘員」として映画に出して頂いたり、他にも金田監督がメガホンを取った映画のイベントの司会を担当した事もあり、今も年賀状を出してます










そんな昔からお世話になってるアクション界の大御所お二人をお招きしてのトークイベント


スーツアクターとしても大先輩になる訳ですが、それぞれ沢山お仕事をされているものの、こうして公のステージで肩を並べるという事は、今までなかったという事デス
ま、だから今回このトークショーを企画したんですけど


そう、大野剣友会とJAC(僕らはどうしても、この呼び方になってしまいます
)って、どちらも我々アクション業界にいる者だけでなく『仮面ライダーシリーズ』『スーパー戦隊シリーズ』『メタルヒーローシリーズ』他、特撮番組や映画ファンにとっては、1970年代以降、現在に至るまで、なくてはならない存在である事は周知の会社だと思いますが、さて、我が国のヒーローアクションを長きに亘り創作して来たリーダーのお話を聞きたいと、実はかなり前から考えていました



















まず、このお二人のツーショットを僕自身見た事がなかったので、素朴な疑問もありました
「もしかして共演NGなのでは
」 ……と、恐る恐る岡田さんにブッキングの電話をしたら……

ハイ、全く何の問題もなく、杞憂に終わりました、とさ
当日、控室でご対面をする瞬間にも立ち会わせて頂きました


そのまま御両人は揃って喫煙所へ

どうやら話に花が咲いているようで、なかなか出て来られない

なので、全く打ち合わせもせずに、そのまま本番に突入したのでありました


要は僕さえ段取りが分かってれば良いのですから































それぞれの入会・入団のきっかけからデビュー当時の話、初めて出会った『仮面ライダー』の撮影現場でのエピソード、それから『人造人間キカイダー』『変身忍者 嵐』『超人バロム・1』『正義のシンボル コンドールマン』『アクマイザー3』『超神ビビューン』『秘密戦隊ゴレンジャー』『宇宙からのメッセージ 銀河大戦』『スパイダーマン』『宇宙刑事ギャバン』……と、出てくる出てくる懐かしい番組と現場での裏話の数々














まだまだ聞きたい事、話して欲しい事はあったのですが、楽しく盛り上がってる内に、アッという間に2時間経過





ラストはお二人の間にあるマスク争奪のジャンケン大会

……ってのは当然ウソで、会場の皆さんへ、この時だけ写真OKにしての記念撮影タイムでした

皆さん、お約束通り、しっかりSNSに挙げてくれましたネェ〜







で、このマスクなのですが、実際に『仮面ライダー』新1号のトランポリンカットの撮影で使われていた物で、JAEの事務所に保管されていたのを、このイベントの為にお借りして来ました


空中回転でマスクが飛ばないよう、固定用のゴムが脇の下に掛ける仕様(通常は顎で止める
)になっていたのは、今回の大発見でした

これには、観覧に来てくれた竹本のぼる監督や、トークショーの途中で金田さんにいきなり呼び込まれ飛び入り出演してくれた國米修市監督も「初めて見た
」と感動してました













この日は「特撮界の世紀の瞬間を見届けなくては
」と、会場の彼方此方に俳優、スタッフ、スーツアクターの姿が



はイベント終了後、楽屋に来てくれた皆さんと

左から『宇宙刑事ギャバン』の頃から、ご主人同様「金田組」には欠かせないスクリプター・國米美子さん、『仮面ライダースーパー1』草波ハルミ役・田中由美子さん、『バトルフィーバーJ』バトルフランス・倉知成満さん、『ボイスラッガー』ボイスラッガーエメラルド(スタント)・林潔君、JAC・OGで『忍者戦隊カクレンジャー』花のくノ一組ラン役・田邊智恵ちゃん達、今も仲良しの皆さんと


















他にも石森プロの早瀬マサトさんや『宇宙戦艦ヤマトの2202 愛の戦士たち』の羽原信義監督、『炎神戦隊ゴーオンジャー』炎神バスオン役・江川央生さん等々、業界人大集合でした









アクション界の両巨匠とのステージ


新春早々、長年の夢が叶った瞬間でもありました



おかげ様で幸先の良い「デビュー45周年の節目」のスタートを飾る事が出来ました














岡田さん、金田さん、本当に有難う御座いましたm(_ _)m どうぞ、これからもお元気で、是非、第二弾をやりましょう










