実写版の『ウイングマン』が大評判ですネェ〜 当初、主人公・広野健太役に藤岡真威人君がキャスティングされた時、ビジュアルもイメージ通りだったし、何より「親戚のオジサン的喜び」(最近このパターンが多い)で一杯で御座いましたが、そんな中、「実写版ウイングマン放映開始」を謳う雑誌の記事が ……って、コレ、約40年前のもので、当時、アニメ雑誌「アニメック」を出版していたラポートに新卒で就職した僕が、姉妹誌「ファンロード」というサブカル誌の営業マンも兼ねていた時、下請けの編集プロダクションが暴走しないように()様子を見に撮影に同行した時の写真デス 『ウイングマン』に「変身」しているのは、原作者・桂正和先生ご本人 当時から特撮大好きで有名な桂先生が、レインボー造型さんに発注して、200万円でコスチュームを制作したという情報は知っていたのですが、せっかく作ったのに発表する場が無かったとの事 本来なら連載している少年ジャンプのグラビアとかで出るのがベストだと思うのですが、その頃はジャンプ側からは「NO」 で、その隙を突いて()ファンロードがスルッと潜り込んだ感じ
で、撮影当日、早速編集部のアバウトさが炸裂 まず、ウイングマンのコスチュームを桂先生に着せられる人が居ない あ、1人だけスーツアクター経験者が居た とは言え、僕自身も『ウイングマン』のコスチュームを見るのは初めてだったのですが、まあ、『宇宙刑事シリーズ』のアップ用と同じ感じだったので難なくクリア 「餅は餅屋」デス 無事に着せ終わったので、撮影場所に桂先生を送り出したので、コレでお役御免かと思いきや、ウイングマン(桂先生)が突如踵を返し、「あの〜、何かポーズをつけてもらえませんか」
かくして、最初の実写版『ウイングマン』の殺陣師をやらせて頂いたのでした でもせっかくだから、桂先生にも好きなポーズをやるように勧めたら、中央下の斜め横に構えるポーズをされたので、指先の緊張感等アドバイスをして完成させましたっけ
そうそう、先日の『宇宙刑事シャイダー40周年イベント』の時、レインボー造型の前澤まさる社長にこの話をしたら、正にこの時のコスチュームを担当された方が、今回の『ウイングマン』の造型も担当されたとの事。素晴らしい御縁デス